|
オステオパシー 手技療法 FDM
FDMセミナー in 大阪
FDMレベルT公式セミナーin大阪 月間手技療法掲載
3月25日、26日の2日間に渡って大阪国際会議場にてFDMレベルT公式セミナーが開催された。今回は半数以上が初めてセミナーを受ける方で、残りは平成16年11月の北九州、
平成17年7月に東京で行われたセミナーに続いて3回目の先生方も多数参加された。このレベルTセミナーはFDMを学習する上で基本となるもので、何回でも受講するべきであると感じたとの声が多かった。それは毎回出席するたびに新たな発見があるからである。初めて参加された先生方も非常に積極的に講義、実技に取り組まれ、様々な質問が飛び交った。
今回は、スライドを新規製作し、基本となる6つの筋膜ディストーションの説明が実際の患者さんのビデオとともに丁寧に説明されたので、参加者もより一層に分かりやすかったようである。
FDMの施術に対 する考え方はいたってシンプルで分かりやすく感じる反面、初心者にとってはそれを容易に理解出来たと勘違いする危険性も含んでいる。当たり前のことではあるが、その本質を正しく理解することにより複雑な症例にも臨床応用が効くが、表面的な理解では、実際の臨床で行き詰まり、それをテクニックのせいにしてしまう傾向にある。FDMは即効性がなんといっても特徴であるが、その効果を最大限に引き出すには概念を正確に理解しなければならない。FDMでの筋膜の定義は?筋膜の種類は?そしてその分類は?実際のところそれらは、幾度となくセミナーを受けていても案外おろそかにされがちで、複数回参加された先生方には、出席するたびにこれらの定義がより明確になっていくことを実感されたようである。
, FDM.O.のオフィスで撮影された実際の患者を治療する臨床ビデオが好評であった。教科書通りにいかない患者が示すボディーランゲージの見極めかたや、施術の手順が初心者にもよく理解できたとの声が多かった。セミナーを受けた参加者の感想で多かったのは、田中啓介,FDM.Oの患者の症状を妥協なく取り除こうとする姿勢が、今まで忘れかけていた治療の原点を思いださせた、という意見である。これはFDM創始者のティパルドス,D.O.の治療に対する考えかたでもある。今回のセミナーの後、今までなら躊躇していた重症患者でもFDMの概念に沿って施術すれば驚くほど早く回復することが実感できたとの感想も多く寄せられた。
FDMアジアンアソシエイションでは、レベルTセミナー受講後の継続教育としてワークショップを福岡、東京で開催しており、レベルTセミナーでは理解しきれなかった点や、自分のオフィスでの臨床上の問題点の解消、さらにレベルTセミナーでは紹介出来なかった多くのFDMテクニック、四肢を含む全身へのアプローチなどを紹介、指導しております。興味のある方は事務局までFAX、メールにてご連絡下さい。(原則としてレベルTセミナー受講者を対象にしていますが、国家資格保持者で当協会の規定を満たした方は次回レベルTセミナー参加を前提に参加を受け付けております。)
|
|
ファッシャルディストーションモデル(FDM)とは、救急現場でのオステオパシーの臨床から開発された、オステオパシーの最新手技技術です。アメリカやヨーロッパの国々のみならず、世界中のオステオパシー学会や医療関係者から注目され、普及しつつある、新しい分野です。FDM アジアン アソシエイションは、FDMの普及を支援するFDM国際連合(FIF)の一員として活動を行っています。 |
|
管理者 FAA事務局長 岩田宏平 (いわたこうへい) |
|
Page-TOP |
|