The Fascial Distortion Model (FDM) is an anatomical perspective in which the underlying etiology of virtually musculoskeletal injury is considered to be comprised of one or mere
of six specific pathological alterations of the body's connecting tissues.
 
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   FDMとは?

FDMとは?

 ファッシャルディストーションモデル(FDM)とは、“筋膜歪曲様式”と訳すことが出来ます。それは急性の怪我や慢性の痛みは 『体に起こった変化』 から起こると考え、それを手技により再建させる画期的な療法です。痛みを発生させる患部を直接施術する、ごまかしのない集中的療法ですので、他の各種療法、柔道整復術、鍼灸、マッサージ、理学療法、カイロプラクティック、整体、その他の民間療法とはまったく異なります。

 FDMでは、損傷は人体組織に発生する六種類の変化のうち、1つ、或いは複数の組み合わせと認識します。ここて言う“組織”とは、腱、靭帯、筋支体、筋膜バンド、癒着、そして周囲を取り囲む他の組織、骨、神経、器官、などを構成する、人体の主要な結合組織を意味しています。


損傷に生じ得る6種類の変化

現在、ファッシャルディストーションモデルで認識する六種類の変化とは:

 1.トリガーバンド:捻られた筋膜バンド   最も一般的な損傷です。これらは筋膜バンドのコースに沿って、燃えるような、或いは引っ張るような痛みの原因となる、捻られた、或いは皺を寄せられた筋膜繊維です。患者さんが不快の特徴を述べるとき、影響を受けた経路に沿って指で撫でる様な動作を彼等の潜在意識によって行います。(トリガーバンドを捻れたリボン、捻れたシートベルト、あるいは開いたサンドウィッチバッグに例える事が出来ます)

 2.ヘルニアトリガーポイント:筋膜面を通しての組織の異常な突出   四肢で発見されることはめったにありません。HTPは“スポンジ状のマーブル”のような触感で、アーモンドサイズ、或いはより小さい筋膜ヘルニア形成です。

 3.コンテニアムディストーション:靭帯、腱、などの組織と骨との間の接合部の変化   これらの損傷は、筋肉や靭帯と骨の間の接合部での小さな損傷と考えてください。患者さんは指の先端でこの損傷を指差し、一点に痛みを訴えます。

 4.フォールディングディストーション:筋膜面の三次元変化   これらの損傷は特に関節の組織に発生する損傷です。FDMでは、道路地図を広げ、くしゃくしゃにたたむ、或いはジャバラを引き伸ばし、そして捻って戻した状態に例えています。フォールディングディストーションの痛みは関節深部での痛みです。

 5.シリンダーディストーション:部分的に重なり合う円筒形筋膜コイル   皮下組織の下に存在する筋膜の解剖学的損傷です。シリンダーディストーションは、再現出来ない、或いは触診で誇張出来ない、非関節部分での深い痛みの原因となります。また広範囲にわたり表面的で奇妙な症状、例えば刺痛(知覚異常)、麻痺(感覚減少)などの原因となります。

 6.テクトニックフィクセイション:筋膜表面の滑動制限   患者さんが“関節が固まった”或いは“関節の油が切れた”と言った症状の説明をするとき、それはテクトニックフィクセイションの存在を示唆しています。テクトニックフィクセイションは滑らかさを失った関節表面です。


 例えば足首捻挫では、一般的に『足首捻挫は足を捻ったから痛い』或いは『靭帯の損傷が』、『炎症が』と言う考えに留まります。足首を構成する組織がどのように変化し、『それを元に戻す』と試みることはありません。そしてもし骨折を伴ったなら、それは『骨が折れたから痛い』となり、骨折を起こすに至るまでの過程、捻挫の状態は忘れ去られてしまいます。足首を捻り骨折に至った場合、『果たして骨折による痛みの割合はどのくらいであるのか?捻挫による痛みを取り除くことが出来たなら、どのくらいの症状の軽減が可能であるのか?』と考える人はいません。事実上、“足首捻挫”や“五十肩”などのあらゆる筋骨格系の損傷は、上記の筋膜ディストーションのうちの一つ、もしくは複数から構成されると考慮することが出来ます。ファッシャルディストーションモデルによるアプローチでは、どのタイプのディストーションがその損傷に存在するかを判断し、対応する独自の方法で矯正を行うことにより、損傷となった組織を再生することを目的としています。

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